WHAT WE'VE BEEN TO UP : MARCH
私たちの倉庫には、2000パウンド(約907kg)のワックスを溶かす大きな機械が2台あり、名前は"Patty(パティ)"と"Tuna(ツナ)"です。彼らの向かいにはキャンドルの上部を滑らかにするための加熱式ランプを備えた60フィート(約18m)のコンベアがあり、名前は"Melton John(メルトンジョン)"と言います。__このように機械に名前をつける事は、私が初めて大きなオーダーを受け、得たお金で購入した50パウンド(約22kg)のワックスを溶かす機械に"Rosie(ロージー)"と名付けた2013年から始まりました。
機械(より一般的には車や植物)に名前を付けることは、共に過ごす物たちを擬人化することが単に可愛いからと言った理由ではありません。名前を付けることによって、彼らをより丁寧に扱うようになるということも挙げられます。名前を付けて彼らを「人生の登場人物」に引き上げることで、自然と彼らとの関わり方が変わり、共に働く仲間として感謝することができます。
また、毎年3月頃になると、会社はホリデーシーズン(別名 : キャンドルシーズン)から回復するリバウンドの週で忙しくなります。キャンドル作りはワックスまみれの面倒な作業になりがちなので、チームは作業がスムーズに進むように隅々まで掃除をします。そして、その年の新たな視点を得るためスペースを再配置し、作業効率を高めます。自分のスペースを大切にすることは、家、仕事場、そしてそこに住む人々に敬意を示すことを意味します。
この期間の私たちは、いくつかの古い材料や備品を探し出し、それらをどのように利用できるかを検討します。私の信条は"持っているなら使いなさい”です。意識の高い消費者として、気に入ったものを購入し、ただキャビネットにしまっておくのではなく、使ってみましょう。私は大量のお香をコレクションしているので、毎朝お香を焚き、少しの間、くねくねと揺れ動く絵画のような煙を眺めます。(私のカメラロールにはこの瞬間のビデオでいっぱいです。)その日一日の流れに押し流される前に、空間のエネルギーを変え、香りを変え、少しの間自分を落ち着かせる。これこそが、私の空間が生きていると感じる瞬間です。